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異故郷 (いこく) ~神戸~

2009年07月10日

kobe

今年の春、初めて神戸に旅行しました。
早朝に三宮駅に着き、にしむら珈琲店で朝食後、
異人館に向かいながらまず寄ったのが、北野天満神社。

ここにたどり着くまで、ほぼずっと上り坂です。
境内にはさらに階段があり、とにかく上れるところまで上れば、
誰もいない展望台に着く。

手前の小さな公園には梅の花が咲き、
高層ビルに挟まれた直線・大通りの先に、海がある。
鳥居と、高層ビル。神社から見る異人館。
もっと先には、南京町があるのを想像する。
伝統と科学、和と中と洋、
時代も文化もごちゃ混ぜなようだけれども、不思議と、
全部ひっくるめてこそ「今の神戸」という「統一された町」だと感じる。
多文化の共存を追い続けてきたことを誇るかのような眺めでした。

その後訪れた異人館や南京町などには、
自分たちが現在体現している
個々の歴史と文化に対する愛着がにじみ出ていた。

神戸は夜景が美しいということで知られています。
でも、明るい時に少しだけ考えながら景色を眺めて、
実際にたくさん町を歩いて、その中身を確かめておいて
良かった、と思った。
夜、明かりがたくさん灯っている美しさだけではなくて、
光のひとつひとつに、
歴史の重みとありがたみを感じられた気がしました。

何かを知る時、夜景を見るような気分になる時がある。
ひとつの企業だったり、イベントだったり、作品だったり、
全体がキラキラしていて、感動する時がある。
綺麗だな、で終わらせないで、
その光のひとつひとつの正体を明るみに出して、
美しいわけを探り続けたい。

ちなみにおみくじは、大吉。ありがたや。

神戸 2009年春
miotobi



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