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心地よき空間

2009年06月25日

nagoya

こんな居酒屋に似合う人間になりたい。
と思った。

16時の開店とともに続々とお客さんが訪れる。
相席は当たり前、顔見知りの常連さんらしき人と言葉を交わす人から
黙々と食事とお酒を楽しむ人まで、「お一人さま」も結構いる。

お客さん皆が同じ徳利を並べている。
食べ物は、カウンターに行って自分で好きなものを取る。
店内の1階が満席だと気づいたのは、17時半頃だった。
ざわめきがかえって気持ちよい。

そこが好きな人しかいない。
そう感じる、心地よさがあった。

翌日、岡田さんがここについて書かれた記事のコピーをくださった。
「100年も続く伝説の居酒屋」、とある。
「若輩は遠慮を」という噂まであるらしい。

料理はおいしくて値段も素晴らしく良心的だったけれど、
値段ではない、お店とお客さんとで作り上げられてきたその空間が、
私にとって最高に唯一でハイグレードだった。

こんな居酒屋に似合う人間になりたいとは言ったものの、
私などにはまだ早い、というのが現状かと。
せめて、あんな場所に「誘ってやりたい」と
たまに思いついてもらえる若者でありたい。
空間が人を選ぶ。
そういう空間に選ばれた人もまた、“連れ”を選ぶものなれば。
そうしたら、私も徳利を並べよう。

miotobi

「大甚本店」
名古屋市中区栄1-5-6



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