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異故郷のニオイ

2009年06月11日

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ラテンアメリカ関係の企画が何かできないかと考えながら、
最近、現地で撮った写真や、買ってきた書籍なども見直しています。

グアテマラ、ソロラのアティトラン湖の畔にて。

2000年、まだデジタルカメラが普及していなかった。
現像されたこの写真を初めて見た時、焦ったのを覚えています。
撮った時のエピソードなんておかまいなしに、なかなかいい写真だったからです。

これは、後をついてきたこの子どもたちに「写真撮っていい?」と聞き、
「写真は1ケツァール(当時約15円)よ」と言われて撮ったもの。

コージーの「写真は嘘をつく」の話じゃないですが、
のどかな船着場、かわいい子ども、女の子たちの民族衣装──
写真を見た人は、子どもたちが観光客(私…)に1ケツァールもらって、
並んで、カメラに視線をくれた「その瞬間」=「グアテマラ」だと思う。
それでいいのかと考えていたら、焦燥感がフツフツと。

私の場合、事実や行動、歴史に文化の良さとか美しさではなくて、
善悪は関係なく、そこに「人間臭さ」を感じることが、
人や国に対する理解や愛着への入り口です。
「写真は1ケツァール(当時約15円)よ」。
インディヘナの現状を、よく表している。寂しくもあるが、写真よりも人間らしい。
「瞬間」からもう1歩2歩踏み込んで、そこから掘り返して嗅ぎ取りたい。

miotobi



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