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ドキュメント

2009年06月05日

dog

アラーキーこと荒木経惟氏がどこかの雑誌で、
写真は嘘をつくと言っていました。

例にあがっていたのは、戦争により壊滅的な打撃を受けたある都市の写真。

民家は瓦礫の山と化し、食料を求める人々が列をつくる。
老若男女交じり合い、ただただ長い列だけがつづく。
母親は幼子を抱えながら小さく肩を落とし、列に加わることすらできずにいる。

現地の悲惨な状況は、写真を見ればすぐにわかります。
けれども、そこに悲壮感は感じられない。
その原因について荒木氏は、色をあげていました。
写真に写る多くの人が着ていた服は、原色だったのです。

撮影の仕事をしていると、その意味が良く分かるような気がします。


「半径4メートルの世界」
koji



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