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ヒーローたちの上陸

2014年03月04日

IMG_1992

いま、
洋楽ギター好きにはたまらない数カ月が
進行中である。

エリック・クラプトン
ジェフ・ベック
ボブ・ディラン
ジョニー・ウィンター
デレク・トラックス
ジョン・メイヤー

そうそうたる弾き手たちの
ワールドツアーが、
「2014年上半期」に折り重なるように展開され、
ここ日本でも、その幸運に巡り会えるというわけだ。

私の“ツアー”は、
渋谷公会堂のTedeschi Trucks Bandで幕を明けた。

ブルースシンガーの妻スーザン・テデスキが
リード・ボーカルをつとめ、
スライド・ギター弾きのデレク・トラックスが
リード・ギター、
その他ドラム隊、ベース、キーボード、
ホーンセクション、コーラスからなる
大所帯バンドである。

ライブ中マイクを通して一言も声を発さないデレクと、
歌声が極めてハスキーでスモーキー、
それでいてMCの声は意外とチャーミングなスーザンを
コアに生まれる演奏は、
リズム良し、音色良し、メロディー良し、歌心良し。

クラプトンのサポートギタリストとして伴われた
ライブツアーのステージで観て以来のデレクファンである。
あれは、何年前になるのだろう。
何かとてつもない光りをまとったギターソロを奏でる、無口な人
という第一印象は、未だ覆されていない。

ツアー2戦目は、デレクとの出会いをくれたエリック・クラプトン
その人である。
あなたが初めて衝撃を受けたエレキギターのフレーズは?
あなたが初めて自分で買った洋楽のCDは?

これから先、万が一そんなアンケートに回答する機会があるとしたら、
答えはどちらも「クラプトンの…」ということになる。

「これが最後の──」

もう何年も前から、ワールドツアーが決まる度、そうささやかれてきた。
しかしこの奇跡のような2014年が、どうやら本当の「最後」になるらしい。

“好き”が高じてか、クラプトンとそっくりな髪型の父と二人、
日本武道館にて。

ピックを構える右手の甲のシワには、
「幾年月」という感慨を禁じ得なかった。
けれど、弦を押さえる中指のきれいなシルエットは
全く変わらない。
そして、ブラッキーが繰り出すギターソロが、
場内の空気をひとつに束ね、
宇宙にまで届きそうな橋を架けていくときの高まりも。
(わたしはいま、素面です…念のため)


ボブ・ディランとジョニー・ウィンターは、
熱心なファンではないから参加見送りだ。

最近ファッションが妙な具合
(見る人が見れば、ナイス!になるのかも)なジョン・メイヤーの
来日時の出で立ちが楽しみである。

sora



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