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育児本日記 #4

2013年06月18日

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ちょっとだけわがままで、
お母さんのいうことにすぐに「イヤ!」っていう
3歳の女の子が、

ある日、

保育実習で園にきてくれた高校生のお姉さんと
どうしても離れがたくて、
お母さんの想像どおり、
帰り際にだだをこねてしまった。

せっかく言えるようになった
「さよなら」も言わずに、
ぐずってお母さんに手を引かれるままになっている女の子。

しょうがない子ねぇ…

お母さんはそんなあきらめ顔で、
どこか寂しそうに見送る高校生とアイコンタクト。

と、そのとき、
女の子がお姉さんの方をくるっと振り向いて、
とても大きな声で、こう言った。
「おねえちゃん、ありがとう!」

──第5章 きちんとした躾をする より


さて、当ブログのadvertisingスペースにも掲載中の
『子育てのための なでしこ流メソッド20』

河出書房新社さまより、間もなく発売になります。

お母さんが直面するテーマを取り上げた全13章はいずれも、
保育園を舞台にした8ページのストーリーマンガと、
それに呼応する文章のパートから成り立っています。

上記は、第5章のエンディング部分から。

数あるハイライトの中でも、
「おねえちゃん、ありがとう!」のコマには
制作の過程でとくに印象深いできごとがありました。

マンガを描いてくださっている作家さんに、
初めて文章パートのゲラを読んでもらってから数日後のこと。
予定していたマンガの修正データを受け取ると、
その中に修正予定箇所としては挙げられていなかった、
第5章のラストのページが含まれていました。

「おねえちゃん、ありがとう!」と声をふりしぼる
女の子の白かった背景に、「効果線」が描き足されていたのです。

聞けば、このシーンを取り上げた文章パートにあった、
「渾身の…」という一言を受けてのはからいとのこと。

私にとっての「特別な1コマ」が生まれた瞬間でした。

装丁のブルー。
吹き出しの中のワンフレーズ。
キャラクターの仕草や表情。
各ページの意匠。
文章の中の一行。

この1冊を構成するなにかしらの要素が、
子育て中のお母さんにとって「特別なもの」になったら……と、
書店発売を数日後に控えた今、改めて思っています。


6/20発売です。

sora



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