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恵文社

2013年04月23日

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意志のある本屋さんはいまホントに増えていて、
そのムーブメントも一般に浸透しつつある。

……を前提にしても、
強く心に残る本屋さんというのはあるし、
最近では京都の恵文社一乗寺店がそうだった。

「これは一乗寺の恵文社から来た」と言える本がほしくて、
新幹線で帰る前なのに大判の重い(しかも高価な)本を買った。

ここと自分のあいだに特別な関係を作りたいなと
思わせる本屋さんだったからで、
最初はその理由をパーツで探した。

床板かな……とかね。
歩いてて、きしむ音が気持ちよかった。
でも床板じゃない。

要は、パーツではない。

そのお店は私にとって“愛すべき存在”だった。

コミュニケーション力が高い、
他者の存在をいつも意識している、
だから独善的でない、思考が内向きでない、明るい。
それでいて、こんな自分で喜んでもらえるといいんだけど……という
そんなとこだけ気弱な姿勢。

これが人なら愛される。

その人柄を、つまり「本屋柄」を、
最終イメージとして設定して
一つずつおろしていったところに、
本のセレクトがあって、並べ方があって、ハードがあって、ソフトがある。

企んでいる仕事に、ヒントを得た出会いでした。

Asa.s



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