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異故郷(いこく) 会津~会津若松

2009年01月15日

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初めての会津若松は雪でした。

一、年長者の言ふことには背いてはなりませぬ。
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ。
一、虚言を言ふ事はなりませぬ。
一、卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ。
一、弱いものをいぢめてはなりませぬ。
一、戸外でモノを食べてはなりませぬ。
一、戸外で婦人と言葉を交へてはなりませぬ。
一、ならぬことはならぬものです。

この精神を教育現場で子どもに復唱させていたという
会津藩。興味があります。

過去の人ながら今をときめく直江兼続は、
越後から会津藩に移ったとき、「豊かな国だ」と思ったそうな。
少なくとも藤沢周平氏が描いた彼は、そう思っていた。
山があって、土があって、水がある豊かさ。
「ハイカラさん」という周遊バスが通る観光地になった今も、
それは残っていました。

高いところから眺める雪の会津若松には、
山と家々の屋根に積もった白で統一された
雪国ならではの簡素な情緒がありました。行くなら冬ですね。

おかげであまり巡れなかったものの、鶴ヶ城、天寧寺と周り、
2日目の飯盛山では、白虎隊士たちが自刃した場所まで
雪が積もった階段を上りました。
そこから、松平家に統治されていた当時、
隊士たちが「最後の故郷の風景」を望んだのだと思うと、
鶴ヶ城のてっぺんから手をふりながら眺めた会津とまた違って見える。
小さく見える屋根ひとつひとつの下に「人が生きている」のだと感じる。
世の中の人が生きているということを、改めて意識する。

墓碑に積もった雪をひとつひとつ払って回るおじさんがいました。
お仕事かもしれない。だけど、自然に頭が下がった。

わざとらしくなく平和を心から願うのは、
こういう瞬間かもしれません。

会津若松 2008年冬・その1

miotobi


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