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2013年02月13日

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1年ほど前から月1回、
下北沢にある「古書ビビビ」に寄るようになった。
毎回、数冊の本を購入する。
何かしら、ビビビっとくる本と出会えるのである。

その日、店に入ると、
古書店には珍しく、
平積みにされた本が目に入った。
和田誠さんのイラストが表紙の、
『冬の本』。

「大切な本」(テーマは“冬”)について、
多ジャンルにわたる84人の人々が、
思い思いに書き綴ったもの。

その中で、天野祐吉さんが、
谷内六郎さん*の『楽書 病院日記』を取り上げていた。
何気なく読んでいたが、途中ではっと気がついた。

私の“大切な本”である『いつも音楽があった』(倉本聰著)の一篇、
「赤とんぼ」に登場する、
通称・六さんと同一人物であること、に。
そして、六さんが、
とてつもなく素敵な人だったことを思い出した。

『楽書 病院日記』は、59歳で亡くなる六さんの、
4カ月にわたる入院時に綴った絵日記だそうだ。
696(ロクロ)冊の限定復刻ノート、
ぜひ一度読んでみたいものである。

 *谷内六郎さん:
 『週刊新潮』の表紙絵を、創刊号(1956年2月19日号)から
 亡くなるまで(1981年12月24・31日合併号)担当。
 昭和を生きた少年の目を通して、“日本人の原風景”を描き続けた。


Taka



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