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かさぶたは消えても

2012年05月15日

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3週間ほど前、シャツにアイロンをかけていて
不自然に手を交差させた拍子に
手首とひじの間あたりを火傷した。
ほんの一瞬のことだったが、
4~5cmほどの赤い跡がくっきりと残った。

数日経つうちに、赤い色味はだんだんと茶に変わっていった。

手首といえば、去年の夏に高原を旅していて、
七分袖から出ていた部分にひどい日焼けを負った。
それはもう日焼けというよりも火傷というのが相応しい
「焦げ方」で、一年が経とうとしている今でも
その部分は少し色が黒い。

アイロンの火傷あとがかさぶたに変わるころ、
自分の腕をしげしげと眺めているうちに、
もうとっくの昔に成人を迎えた私の体は成長を止めて久しいけれど、
身をおいた環境や、体験したできごとの影響をこうして蓄積していくのだ…
ということに思い至ったのだった。

そんな“発見”をしてみると、
何も体だけに限った話ではなくて
「思考」「技能」そして「心」だって、
日々の蓄積によってどんどん変化させていくことができる
ということに気がづいた。

たとえば、以前の職場では、Excelを使って資料を作る機会がとても多かった。
ここAPIXでは、大抵の場合、Wordによって文字情報を入力する。
キーボートで文字を入力するという行為は同じはずなのに、
画面を前にしたときに湧いてくるとっさの瞬発力のようなものが、
前者と後者では全く異なることに驚いた。
これは、いままでExcelで仕事をした時間が、私にとってそれ相応の
蓄積となり根付いているからだろう。

Excel/Word問題はとても小さな例だけれど、
本を読むことが好きな人たちと日々交わす会話が、
人の「想い」や「メッセージ」を汲み取ろうとする試みが、
そして目的に応じてよりよいものにしようと吟味する一行一行の文章が、
これからの私を、めざすべき姿へと後押ししてくれるに違いない。

もうすぐ無かったことになろうとしている
火傷のあとが与えてくれた気付きを
所信表明に代えて。

よろしくお願い致します。

sora



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