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読書日記

2011年02月23日

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飲んでいた席で、年下の友達が、急に話し始めた。

幼なじみが鬱病になった。
仕事もできない。出かけられない。

だから自分は、
半ば無理矢理に合鍵をもらい、
自分の仕事が終わるのがどんなに遅くても毎日顔を見に行って、
必要なときはお金を渡してる。

そこまでやるのが相手にとっていいかどうか、とかは
くだらないことなんだろうな…と思った。

ただ、

どうしてそこまでできるの?

という意味のことを、
その場にいた何人かが訊いた。

なにをどう訊かれても彼は、
おなじところばかり流す壊れたレコーダーみたいに、
「友達だから」をくりかえした。

説明するのがばかばかしいと思っているわけじゃない。
ただ、ほかに説明する言葉を持たないし、持とうともしない。

そのときのことを考えながら、私は彼のことを

『ぼくは勉強ができない』という本の
勉強ができなくて女のひとにむちゃくちゃモテる
あの主人公にそっくりだなと思った。

Asa.s



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