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年史と矜持

2011年02月16日

IMG_0203

写真は基本的に苦手です。
はっきりメタボですし。
能天気な面も、五十を間近にしてどうか、と。
ただし、仕事で撮る写真は少しだけ例外。
つい最近も、お手伝いさせてもらった
120年史の打ち上げの際に、
記念写真を撮ってもらいました。

初打ち合わせは2年以上前です。
少し準備不足で、100年史も手がけた先方の担当者から
「甘く考えてもらっては困ります」的な指摘を受ける幕開け。
んな、脅かさなくても、でしたが、
仕事が進むうちに、よくわかりました。

ある意味、日本の近現代史を背負っている企業ですので、
政治・経済・業界史はもちろん、芸術や大衆文化、
さらには建築史まで各分野をおさらい直しつつ、
膨大な史料をコンパクトに組み上げる。
忙しい現場の第一線の責任者のインタビューも、
短時間で核心を衝く言葉を引き出さないといけない。
こっちも会社の名折れになりますから、多少は商売抜きでも
頑張らざるを得ない、これは。

「『~に向けて』は好きではないんです。曖昧で誤魔化す感じの言葉ですから」
「企業系の出版物や情報発信では、よく使うんですけれども…」
「嫌いなんです」
「気をつけます」
なんていうやりとりもありました。
打ち上げに、校正校閲の方まで招待されていることからも、
歴史や文章への真摯な姿勢が示されていて、
大変でしたが、納得もさせられました。

こういう仕事の後の記念写真は、
尻込みしちゃいけない。
至らなかった部分の反省も含めて
胸張って写らないと、と思ってんです、チームの一員として。
一回り成長したのは腹回りだけじゃない、
はずなんで、お天道様も許してくれるかと。

moon hill



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