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読書日記

2010年12月17日

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女流(という表現ももはやなんだかな、ですが)作家は
苦手であります。
生物としてかなわねーな、という感じが抜き難く……。

というわけで、高樹のぶ子さんの『光抱く友よ』
薦められて初読。
やっぱ女性は底知れません。
お父さんが大学教授の、
育ちのいいが、自分に不満をもつ高校生(女子)が、
アル中を母親にもつ不良同級生(女子)と
ひょんなことから友人関係になって社会のダークサイドを知り、
惹かれつつもも、結局別れていく…
という苦い話です。

男であれば、
「お前には、俺のことはわからねえ、住む世界が違う」
と言われて、シュンとなるとか、社会運動に目覚めるのが
話のパターンですが、
この主人公はヘタれないし、かといって気張りもしない。
断絶を感じて別れつつも、なんか皮膚感覚で不良友人と
つながっている感じがあります。
社会がナンボのもんかよ、
という生命力といいますか。
「光抱く友よ」のタイトルにもそういう
凛としたせつなさが漂う。
この小説、闇と光のコントラストが強烈ですが
女性はみんな両方もってんでしょうね。

高校生にしてこの底知れなさ、です。
もー敵う気しません、
AKBとか、くだんないこと言ってるオジさんは。

moon hill



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