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じっと手を見る

2010年08月05日

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「正義を掲げるものは常に自分の正義を疑わなければならない」
みたいなことが、ジャンプの『BLEACH』に出てました。
頻繁にこの手の箴言が出てくるので、
日本の良識を下支えしてるかと思います、このマンガ。

日経のコラム(編集部筆)で
「年金開始年齢を70歳に引き上げろ」という旨の
主張がなされているのを読んで、これを思い出しました。

趣旨はまあ、一理はあるもので、
平均寿命が。男79歳・女性86歳になっている現在、
65歳支給のままだと大卒の場合、人生の半分近くを
もらう側で終わるじゃないか、
それで若い世代に負担を押し付けるのはいかんじゃないか。
健康な高齢者は働くほうが本人のためにもいいし、
企業の法人税引き下げもできるじゃないか──という。(原文ほぼママ)

動けるうちは働いて、というのはいいんです。
人間、共同作業しないとコミュニケーションはしにくいし、
趣味ばっかりの生活はたぶんつまんないでしょうから。
でも、高給取りの新聞記者が
(しかも企業がなきゃ成り立たない日経の)
全く自己内省もなしにそれ言っていいのかね、
というのはあります。
同じ43年間(大卒から65歳までね)だって
大企業と中小零細じゃ、労働時間違うんじゃないの、とか。
企業で働かなくても、孫の面倒見てるジジババもいる、とか。
(うちも共働きなんで、義父母には相当世話になりました)

短いコラムなんで、端的に主張しなければならないのは
わかりますが、そういう要考慮部分をにじませるのは
1行加えれば済むし、さして主張はブレないはず。
たとえば、「単純化していえば」くらいでも。
わかりやすいのは大事ですけど、
人間の社会はそんなにわかりやすいもんじゃない、
ということ、ホントに軽視されてきている感じがします。
グローバル化(アメリカ化)ですか、これも。
70歳になっても「Yes, We can」すかね(精力絶倫老人……)。
ワタシは65歳くらいで枯れた老人になるのが目標ですので、
年金ほしーです。

しまった、ねんきん特別便まだ開けてねえ。

moon hill



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