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日報より/想像力

2010年04月17日

curry up

総武線の窓で見る某社のポスターが持っている、
あのコミュニケーションにとても憧れます。

相手の想像力を全力で信じている、という点において。

いま書いている某製菓メーカーの仕事の、
原稿の内容とタイプは、すごく幸せなものです。

幸せというのは…
なにかこう、大きな苦労や試行錯誤を書いたあとに
「それほどまでに思いは強かったのである」
みたいな表現を必要としない。
クライアントも、そういう“もう一押しの説明”を求めない。

すべて説明してしまう発信は、一方的だと思っています。
説明で頭は動くけど、心は動かない。
受け手が「これってこういうことかな」って
自分の想像力を使うことで、
読んだものはその人のものになるし、心が動く。

相手との距離感を、相手の想像力の幅だけ保てること。
自分の書いたものだけが伝える術だと思わないこと。

そのためには、読み手を信じる気持ちが必要です。
信頼する。敬意を払う。想像力に期待する。

こちらにできるのは、想像力を働かせるに足る事実を
丁寧に、重ねていくこと。

原稿を書く作業は、あんまり孤独なものではないです。
孤独が悪いのではないし、
どこかでひとりきりで頑張るプロセスは必要だけど、

読み手の存在への意識がいつもあって、
その幸福を書き手が感じていることで、
書いているものはもっとちゃんと伝わるものになる。

そんなふうに思っています。

Asa.s



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