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考えたこと~シュルツィさん

2010年04月02日

hospi.ritz

2カ月近く前のことですが、
リッツ・カールトンの創立者である
ホルスト・シュルツィさんの講演に行きました。

これから世に出そうとしている本が、
そして著者である四方さんが、
まさしく“リッツ・カールトンの究極のホスピタリティ”の
正統な語り部であることを再認識できた。

ザ・リッツ・カールトン大阪の立ち上げには
交渉の時間も含めて7年間がかけられたわけですが、
その7年に対するシュルツィさんの解釈は、
四方さんのそれと同じだった。

アメリカと日本、
オーナー会社の阪神電鉄とリッツ・カールトン本社の
「信頼関係」が軸となり、素晴らしいホテルができた
──というものです。

オーナー側の四方さん、リッツ側のシュルツィさん、
違う立場にあったお2人から、同じような台詞が出た。
双方にとって、7年間が同様に表現できる価値をもっていた。

その事実はそのまま、
そこで築かれた信頼関係が“本物”であることを示しています。
そして、「こっち」でも「あっち」でもなく、
ザ・リッツ・カールトン大阪の立ち上げに携わった人々が、
「こっち」も「あっち」も含めて
「私たち(=We)」という意識で同じ夢をもち、
このホテルを創り上げたことを証明している。

自分が上司であっても、その立場の違いによって、
部下にあれしてこれしてと一方的に指示するだけだったり、
とりあえずはただ働かせてみたり、そんなふうに、

「人を椅子(モノ)みたいに扱うことはできない」。

この言葉に、シュルツィさんの哲学が込められていると思った。

リーダーは、自分の夢を叶えるために人を“使う”のではなくて、
夢を示し、方向を示し、情熱を語る。
その自分たちの思いに共感してくれる人と一緒に夢を叶えるために、
お互いがお互いの一部だという意識をもって、共に歩む。

この“Join us!”の精神のもと、
“We”という主語が、組織を良い方向へと導く。

これは社会における生活でも同じで、
相手が痛ければ自分も痛い、相手が喜んでくれたら自分も幸せ、
それが当たり前に思えるのは、
“We”の精神があるからにほかならないと思います。

シュルツィさんの哲学には学ぶことが多かった。

7年間かけてリッツの内と外から
それを見てきた四方さんの理解の深さは、
「四方さんならでは」です。

『リッツ・カールトンの究極のホスピタリティ』。

たくさんの人に読んでいただけるように工夫したい。
装丁のデザインもできて、いよいよ大詰めです。

miotobi



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