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ウルトラマン的良心

2010年02月23日

snowy

アフガニスタンで、
地元の復興を支援している日本のNPOが建設してきた
運河が完成したことが報じられていました。
1年半くらい前に日本人が拉致殺害された事件がありましたが、
事件後、日本人メンバーは引き揚げ、
リーダーだけ残って完成に至ったと。
ワタシも、あーそいえば、そんな事あったな、
でしたから、これを取り上げた番組、エライと思います。

「私達はこの日本人を守らなければならない。
 この日本人を守ることが私達の村の未来につながる」
みたいなことを現地の村長さんが言っていて、
ちょっとグッときました。
こう言ってもらえる日本人が今何人いるんだろう、
とまずはエラそうに。
同時に、俺、他人に守ってもらえるだけのこと
やってっかな、とやや卑屈に。

運河づくりは、日本が昔、利用していた蛇籠という技術で
行われているというのもいい話でした。
日本では縄、アフガンでは針金という違いはありますが、
それででかい網の袋を編んで、中に石を詰める。
コンクリートで護岸を造るよりずっと安いほか、
大事なのは、壊れても現地の人たちが自分たちで直せる
という点だそうです。
進んだ技術が全ての人を幸福にするワケじゃない、
という。

オバマがアフガニスタンへの米軍増派を決定したことについての
NPOリーダーの言葉もよかった。
他国への干渉という点での批判に加えて、
「こういう一筋縄ではいかないところへ、兵隊だけ送って
すぐ状況がよくなるワケがない」
みたいな。
現地で苦労し、仲間まで殺されても
やることをやっている人の重さがありました。
「自由と民主主義」とか
フレーズかざすだけじゃ、すまねえんだよ……
と言いたかったんじゃないかな。
『ゴールデンスランバー』に
「青空をみていて、幸せを感じると同時に
この青空の下でも不幸な人がいることを思えるように」
みたいなフレーズがありましたが、
そういう人でありたい、と
水が通って緑に包まれた美しい現地の映像を見て
3分間ほどは思ったのでした。

moon hill



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