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newcomer

2015年10月30日

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今月はじめに
新入社員一名を迎えました。

これまで勤めていた会社で
文章作成を担う業務からの配置換えを経験し、
「書きたい」という思いを叶えるため、
転職を決意したという25歳。

大学在学中から、
書くための研鑽も積んできており、
何事にもにこやかに応じる姿勢のなかに、
底知れぬガッツが垣間見えます。

そんな彼女が加わったことで、
社内に流れる「集中」と「和やか」の時間、
そのいずれもが
豊かになったと感じる今日この頃です。


話は変わりますが、アピックスの現社員は
社長の岡田さんを除いて全員が秋生まれです。

写真は、10月生まれの彼女が、
9、10、11月生まれの熱い視線が注がれるなかで
切り分けてくれたケーキ(の、Before)。

岡田さん、ごちそう様でした。


sora (秋生まれを代表して)

紙は電子を笑わない

2015年10月13日

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三年ほど前
コピーライター講座に通っていた時、
クリエイターエージェント会社
コルク代表の佐渡島さんの講義で
印象的だった話は以下のようなもの。

「紙媒体からパソコン、
 そしてスマホへとツールが移行していって、
 情報が細分化されるようになった。
 雑誌はコース料理だったが、
 ネットはアラカルト料理。
 好きなものだけ一品から注文できる」

ネットでは簡略化された
短いコンテンツが主流になって、
今やまとめサイトの大洪水。
ネットテキストの批判を
書く人もいますが、
私はそれが悪いとは思っていません。

例えば、アメリカのスーパーでは
冷凍食品がかなりのスペースを占めています。
冷凍食品が多い理由は、アメリカには
普段からじっくり料理をする文化が
あまりないからだそうです。

でも効率や利便性に特化しただけで、
冷凍食品の普及も文化の多様化であり、
選択の幅が広がったということ。

遅い人は置いていくスピード主義の
ニューヨークなどでは、
ファストフードは悪ではなく
「選択肢のひとつ」なのです。

だから簡略化されたアラカルトの情報も、
たくさんの情報を効率的に
摂取するための手段としては有効だし、
時代のニーズに合っているからこそ
普及しているのでしょう。

それでも
「やっぱり雑誌や本は電子情報に
 淘汰されていくんですね」
という話に対しては△だと思っています。

もちろんパーセンテージとして
紙は減っていくだろうけど、
あるラインまで下がったら
それ以上は下がらないのでは。

コース料理を愛する人は
一定数存在し続けると思うから。

私見ですが、紙媒体の雑誌や本は
スタバのコーヒー
みたいな存在になると思います。

持っているとおしゃれで、
気分が上がって、
かっこいい。
スペシャルなメジャー品。
自分のライフスタイルの一部として
身に着けていたい、プラスアルファ。

そういえば、佐渡島さんも講義で
「これからは一冊一万くらいの
 高級な本が売れる可能性がある」
と言っていたような。

最近日経新聞の電子版を購入しましたが、
自分のピックアップしたいキーワードを
登録しておくと、そのキーワードが
含まれている記事だけ吸い上げてくれるのは
電子版ならではのメリットです。
ただ、全てのページを完読することで
得られる達成感はなく、
手で紙をめくる感覚が少し恋しい。

紙の質感とか、表紙の厚み、
ざらっとした手触りや紙のこすれる音、
インクと紙の匂い、手のひらになじむ触感など、
そういう「五感での読書」にはやっぱり
かけがえのない価値があります。

省スペースのためにkindle派になった私も、
紙の魅力が淘汰されるとは到底思えないのです。

尾形真理子さんと嶋浩一郎さんが対談で
「効率化だとか、説得力のある言葉は
 とても正しいように聞こえるけど、
 はたしてそれは本当に正しいのだろうか」
とおっしゃっていて、
うわー確かに!
と新しい視点にびっくりしました。
効率化が絶対正しいわけじゃない。

人生は余白があってこそ美しい。
何事も中庸ですね。

hagi


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