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究極のホスピタリティ

2013年04月30日

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アピックスでは、
「本質追求」とともに、
「ホスピタリティ」が
大きなキーワードとなりつつある。

相手の立場に立ち、
相手の思いを理解し共鳴する。
そのうえで、相手にとってのベストを思い描き、実践する。
「なんのために」を徹底して掘り下げる。

──そうした姿勢を通じて、
自分たちの喜びや誇りを得ることができる。

それは、最終読者やクライアントだけでなく、
協力パートナーや、職場の仲間に対しても、
差別なく行われなければならない。

「ホスピタリティ」の大切さを、
理屈ではなく実感として教えてくれた本。

『リッツ・カールトンの究極のホスピタリティ』
(四方啓暉著、河出書房新社刊)
3年連続増刷(4刷)決定です。

Taka

ミサイル発射を待ちながら

2013年04月25日

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カミさんが、

中学だか高校だかの国語の模試に使える作品を探す、
というバイトを頼まれたんだか、応募したんだか
──で「いい文章はないか」といいます。
そんな事、急に言われてもなぁ、
評論なら養老猛さんか内田樹さんでしょ流行りは、
と返しますと、既に教科書に採用されてるのはダメなんだといって、
預かってきた現国の教科書数冊を見せてくれました。
2冊に採用されていた多木浩二さんの「世界中がハンバーガー」など
知らなかった文章もあり、勉強になります(教科書だし)。

ワタシの好きな吉野弘さんの詩「夕焼け」(ネットで読めます)

はあるかな、と探してみましたが、もうないようです。
既に「夕焼け」にはリアリティがないのかもしれません。
まあ、グローバル時代にこの詩の女の子の心根じゃ
冴えない、割食った人生しか送れないでしょうし、
何事もはっきりとわかりやすく、が今の時代のような気もしますし。
一抹の寂しさは拭えませんが、まあ、そんなもんでしょう。

カミさんが催促するので面倒になり、

こんなんあるよ、と買ったまま未読だった
山田太一さん編のアンソロジー『生きるかなしみ』を推薦(いい加減です)。
と、しばらく後にカミさんが泣いてます。
「なんだよ、いい歳してしょーがねーな」と言いつつ
示された杉山龍丸の「ふたつの悲しみ」を一読。

復員局で問い合わせに来る肉親に対し、

兵士の生死を伝える仕事をしていた時の体験を書いたもので、
小学生の女の子が父親の事を訪ねてくる場面に、
こんな直球で泣かされちゃ、と思いつつも不覚。

この文章を紹介する山田さんの文も、抑制がきいていてなおかつ重い。
「ただ闇雲に戦争なきをよしとする考えのグロテスクを知らないわけではない。
このような肉親との別れは、戦争によらずともあるだろう。
しかし、こうした記録を前にして、なお平然として沈黙を知らぬ人に、
ひかえめにいっても私は嫌悪を抱く。」
こういう感覚をもつ人もたぶん、どんどん少なくなっていくのかと思われます。
忘却や時代の変化、年齢・性別で理解し合えない、しにくくなる。
これも、人間の「生きるかなしみ」だったりするわけで。

moon hill

恵文社

2013年04月23日

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意志のある本屋さんはいまホントに増えていて、
そのムーブメントも一般に浸透しつつある。

……を前提にしても、
強く心に残る本屋さんというのはあるし、
最近では京都の恵文社一乗寺店がそうだった。

「これは一乗寺の恵文社から来た」と言える本がほしくて、
新幹線で帰る前なのに大判の重い(しかも高価な)本を買った。

ここと自分のあいだに特別な関係を作りたいなと
思わせる本屋さんだったからで、
最初はその理由をパーツで探した。

床板かな……とかね。
歩いてて、きしむ音が気持ちよかった。
でも床板じゃない。

要は、パーツではない。

そのお店は私にとって“愛すべき存在”だった。

コミュニケーション力が高い、
他者の存在をいつも意識している、
だから独善的でない、思考が内向きでない、明るい。
それでいて、こんな自分で喜んでもらえるといいんだけど……という
そんなとこだけ気弱な姿勢。

これが人なら愛される。

その人柄を、つまり「本屋柄」を、
最終イメージとして設定して
一つずつおろしていったところに、
本のセレクトがあって、並べ方があって、ハードがあって、ソフトがある。

企んでいる仕事に、ヒントを得た出会いでした。

Asa.s

お通夜で

2013年04月19日

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従弟が急逝してお通夜へ。

もう20年近く前に脳溢血で倒れ、
身体にも顔にも麻痺が残っていたのだが、
死に顔はすごく穏やかで、
ずっと面倒をみてきたその弟は、
「昔に戻ったみたいなんだよね」と言った。
麻痺というのは
必死に生きようとするがゆえに歪んでしまう
人間みたいなものか。
ワタシの歪みも最期はきれいになんのかな。

などとお浄めの席でタバコを吸いつつぼんやりしてたところ、

亡くなった従弟の叔父さんにあたるコーイチさんが向かいの席に。
もう十何年も会っておらず、こちらは覚えているが、
向こうはワタシが誰だかわからなかったため、
母親の名を挙げて「の息子です」と自己紹介。
帰る前にコーイチ叔父さんは、
「いや、今日は〇〇ちゃん(母親)の息子に会えて嬉しい」
と言った。
弔いは出会いの場でもあったりする。

moon hill

余白

2013年04月16日

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人に想像させる「余白」というのが、
私はとてもすきです。

人やモノ、コトについて誰かに伝えたいとき
全てを言い切ってしまっては、人の思考は停止する。
全てを言い切ってしまわずに、想像する余地を残してあげる。

これが、大学4年間で
一番心に沁みついている学びです。

でも余白のつくり方を、私は大学では習得できませんでした。

ただ、少しだけ頭で理解しはじめているのは、
相手の前に、そっと事実を積み重ねていくことが、
余白を生み出す鍵になるのではないかということ。

積み木のように、一つひとつ事実を積み上げていくことで、
それがやがて輪郭を帯び、
何らかの姿でそこに在る。

人は、与えられた事実を材料に想像力を働かせ、その「何らかの姿」を目にする。
それを目にしたとき、人は大きな学びを得る。

事実を積み上げていく作業は、
地味で、地道で、長い道のりを歩き続ける武者修行のようで、
きっと、その旅のスタートに、私は今いるんじゃないかと、思っています。

kuri

掃除

2013年04月11日

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弊社では毎週月曜日、掃除当番が交代で事務所の清掃を行う。
自分たちが働く“舞台”に、感謝の気持ちを込めて。
役職等に関係なく、平等に、がモットーである。

新人に対しては、その前の新人が初回に指導する。
が、詳細な作業基準は設けていない。
いきおい、掃除の結果には個人差が表れる。

ちなみに、社内で最も丁寧な仕事を行うのが、月岡さんである。
通常の掃除機がけ、トイレ掃除、タオルの交換・洗濯、ゴミ処理に加え、
デスク・テーブル・OA機器等、玄関のドア(内・外)や窓の拭き掃除、
ベランダの掃き掃除、水回り(キッチン・洗面所)の汚れ取り……。
ゆうに30分以上をかける。

作業基準を作れば、個人差は縮まるだろう。
でも、それはやりたくない。
次回から、私も少し真似してみよう、と思う。

Taka

大人の会社

2013年04月03日

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久しぶりに、かなりの時間を割いて経営会議を行った。
いろいろな課題があぶり出された。

もちろん、人にはそれぞれ得手・不得手があるゆえ、
個々人に「完全」を求めることは難しい。
メンバーそれぞれが、どのように補い合い、
組織として「完全」に近づけるか、が目指すべきものである。

議論の中で出てきたキーワードの一つに、
「大人の会社」があった。
ここ数年、「大人の会社」になったよねえ、と。

一見聞こえは良いが、
ようするに、少々のことはお互い干渉し合わず、
それぞれが淡々と仕事に向かい、成果をあげていく組織
──という意味である。

ひと昔前は、もっと熱かった。
もっと干渉し合った。
より良い方向へ向けて、フランクに意見を交わし合った。
企画会議も頻繁に行われたし、飲み会も自然の流れだった。

必ずしも、「議論」が「成果」に直結したわけではない。
でも、当時のほうが楽しかったし、ストレスも少なかった。

本当に好きなこと、面白いと思うことに、

結果を恐れず、採算度外視で挑戦する。

我がまま、上等である。

そうした産みのプロセスこそが、

組織のパワーアップに結びつく。
まだまだ成熟期には早すぎる。

4月より新卒新人を迎えたのを機に、
良い意味で大人気ない、若さと茶目っ気たっぷりの会社へと、
軌道修正していきたい。
すぐにでも着手したい企画プロジェクトも山ほどある。

Taka


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