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誰を思う

2013年03月29日

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──誰かの「ために」ではなく、誰かを「思って」

およそひと月前の日経。

ヤンキースで2年目を迎えるイチローのインタビュー記事には、
こんな見出しが付けられていた。

インタビューの冒頭で
イチローは、
入団1年目の3ヶ月間を振り返りながら、

何かの「ために」、誰かの「ために」
何事かをなそうとすることの限界と、

何かを、あるいは、誰かを「思って」
臨む場合に必ずそこに存在している愛情について
語っていた。

夜の事務所で、
そのインタビューを読み、普段はめったにしないことだが、
新聞紙面をコピーした。


せっかくコピーしたその紙は、
自宅の机のうえにひょいっと放ったままだが、
それからしばしば「誰かを『思って』」を唱えてみている。


──喜んでくれるかな。
──おもしろいって言ってくれるかな。

いま取り組んでいる仕事で
イラストを描いてくださっている作家さんのブログの中に
見つけた言葉だ。

今春(ついに、やっと)刊行になる本のページには、
彼女がこの本を待つ人たちを思って描いた
それはそれはかわいいキャラクターたちが、
それはもう、これでもか、というほど、登場する。

たくさんの人に、届くといいな。

sora

杜の都④

2013年03月27日

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仙台の南にある名取について

震災で壊滅した海岸林の復興の話を聞かせてもらいました。
砂浜にはやっぱ松、白砂青松でしょ、
くらいの認識しかありませんでしたが、
主役の黒松は、過酷な環境でも成長できるしぶとい木だそうです。

これを播種から始め、潮風から家や農作物を守る海岸林にする。

ですが黒松は1年に15センチしか伸びないそうで
4~5mにするまでには……
すぐに結果のご時世に、それだけでも応援したくなる活動であります。

だから黒松は盆栽にも多いのよ、知らなかった? 帰宅後にカミさん。

知らねー、自然に親しむのは60過ぎてからと決めてんだ、ワタシは。
だけんども、ちょっとだけ寄附しようか、と思っています。

moon hill

杜の都③

2013年03月26日

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人は見た目が9割というのは嫌なフレーズですが、

何に見えるかというのは、かなり大事な問題のように思われます。
弊社の社長はかつて
行きつけの八百屋さんで医者と思われていたそうですが、
やはり男は40歳を超えたら自身の見た目に
責任をもたないといけないのでありましょう。

工場見学で白衣を着た場合、

この問題はさらにくっきりすると思われます。
お医者さんか、理科の先生か、はたまた給食関係者か。
ワタシの場合、貸していただいたLLの白衣の腹がパンパンで、
どーみても肉屋のおっさんでしかなかったようです。
ま、いいんですけども。お肉おいしいし。

moon hill

杜の都②

2013年03月23日

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仙台駅前の風景は当然、30年前とは一変しております。
ぐるーり見渡すと、「エンドー」の名称が。
かつては仙台市内のあちこちにあった宮城基盤のスーパーです。
パンの耳などでも大変お世話になりました。
当時は仙台駅前に本店があって、大きな丸に遠のマークがそびえてました。
スーパーでありながらツタンカーメン展なんかもやって
文化振興も背負っちゃるという気迫もあったり。
その後、西友と提携→事業売却でビル運営のみになったようです。

栄枯盛衰は企業の宿命ですが、
地元の雄だったところがひっそり、
HMVやらPARCOやらABCやらばっかが目立つのは、
(ことさら英語が多いんです)
なんとも複雑、でありました。

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杜の都①

2013年03月22日

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仕事の工場見学で、仙台に行ってきました。

東京では殺伐といいますか無味乾燥といいますか、
もうホント、吸ってるのが情けなくなる喫煙所が多いですが、
(それも狙いなのでありましょうが)
やっぱり杜の都は違います。
「青葉城恋唄」が流行った年に
うっかり、恋ができるかも、で同地の大学を選び、
なーーーんもなかったワタシですが、
やっぱり「吹く風優しき 杜の都」でした。

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愛はなあ

2013年03月16日

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連れ合いとの昼飯でチャップリンの名が出た

翌日に社史の仕事で社長が「勇気を歓迎する」
という訓話をしている記事を読んだせいか、
なぜか昔「ライムライト」(リバイバルです、誤解なきよう)
を見た時にパンフにあった
「Some Money, Some Courage,with Big Love」
が頭に浮かび、確認のため検索。

したところ、そもそも

「Some Money, Some Courage and Big Love」
の間違いと判明。
しかも映画のセリフでは、人生に必要なのは
All it needs is courage, imagination, and a little dough.
と言ってるのをキャンペーンフレーズ用に変えたとのこと。

勇気、想像力と意気込んだ後にお金を加えざるを得ない
大人の切なさが出ているセリフですが、
お金を先に出し、「想像力」を「大きな愛」に変えたという。
まあ、想像力は独力で身につけられそうなんで、
欧米的な個人主義からすれば、こっちだよなという気はします。
Loveをもってきたのは、
当時(1973年くらいでしたか)の日本人の英語力と
最後に重要なものをもってくる語法と、
日本人の性格を考えた巧みな編集かと思います。

私自身、うろ覚えながら頭に入ってたわけですし、

ビートたけしさんもCMで
「やっぱり愛は勝つんだよな」と言ってますもん。
この場合の愛という日本語は
江戸期には「大切」と訳していたという話
(汝の隣人を愛せよ→汝の隣人を大切にしろ、「愛」は男女間どろどろ限定という)
も思い出しつつ、ここ30年で日本人って変わったのかどうか、など、
大震災2年目を過ぎてぼんやりと1時間。

moon hill

グレー

2013年03月15日

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「ある」か「ない」か、白か黒か、好きか嫌いか。
すべての判断が二択になっていて、
グレーの部分を考えることがない。
そのグレーのところをどう作っていくか、どう示していくか。
……だと思うんですよね、僕は。

そんなことを話してくださった方の、
新しいコーナーが始まっています。

Asa.s

見果てぬ夢

2013年03月11日

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中学生の頃、聴いた深夜ラジオ。
ゲストの市川染五郎(現・松本幸四郎)さんの言葉が印象に残っている。

一番好きな言葉として、
まだ演じ始めて数年の『ラ・マンチャの男』の中のセリフを挙げた。

「本当の狂気とは、
夢におぼれて現実を見ないことかもしれぬ。
現実のみを追って夢を持たないのも狂気かもしれぬ。
だが、一番憎むべき狂気とは、
あるがままの人生にただ折り合いをつけて、
あるべき姿のために闘わないことだ。」

染五郎さんは、この言葉を自ら体現するかのように、
NYのブロードウェイ(『ラ・マンチャの男』)、
ロンドンのウエストエンド(『王様と私』)
という世界の2大ミュージカルの本場で、
日本人としては初めて主役を演じ切った。

いまでこそ、日本人俳優が世界の檜舞台で活躍する姿も珍しくないが、
当時は無謀とも思える、想像を絶する覚悟を要する挑戦だったに違いない。

私にとって、たまたま耳にした言葉であったが、
すぐにメモに走り書きしたのは、
何か感じるものがあったからかもしれない。

ここ数年、やや守りに入っていた感もあるなか、
“一番好きな言葉”と胸を張って言えるように、
改めて、新たな目標にチャレンジしたい。

Taka

春近し

2013年03月06日

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「桜」にも、いろいろある。

染井吉野 「精神美」
枝垂れ桜 「優美」
山桜 「あなたに微笑む」
緋寒桜 「あでやか」

そして、
啓翁桜 「純潔」
──事務所近くの生花店で見つけた“可憐な桜”。

Taka

則天去私から遠く離れて

2013年03月01日

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「私の履歴書」で渡辺淳一さんが
「正直いって、私は女性が好きである」と書いていました。
いやあ正直に言われなくても、みんなそう思ってます、
と総突っ込みされるであろう隙が認められるのが、
80歳という年の手柄なんだな、と思いました。

「正直いって、ワタシはタバコが好きである」
「何を隠そう、ワタシはパチンコと競馬が好きなのである」
「本当のところ、ワタシは食事では量もかなり重要なんである」
「誰も気づいていないだろうが、ワタシは膨よかな女性を好もしいと思う」
いつか書ける日が来るといいな。

moon hill


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