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チョコレートケーキ

2012年10月31日

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10月4日にメールボックスに見つけたやり取り。
一見なんのこっちゃわからない。

空  「今日は10月4日なので、これからチョコレートケーキをゲットしてきます」

飛松 「毎年この日はチョコレートケーキが定番でしたね」


……す、すごい愛されてるなぁ。。。月岡さん。

Asa.s

財産

2012年10月26日

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20年、30年といった長きにわたって、
それこそ年に一度行くか行かないかという距離感で、
それでも決して忘れることなく通っている店がある。

「そう言えば、今年はまだ行ってないな」
そう思ったらすぐにでも行きたくなる。
行って店主の顔を見たくなる、声を聞きたくなる。
空気に触れたくなる。

とりたてて“常連”を気取るわけではない。
でも確実に、自分の生活の中の、ひとコマに組み入れられている。
ある程度の齢を重ねてくると、
そうした店を持つことは、間違いなく“財産”と言える。

いまは、ご子息が家業を継ぐことのほうが珍しい。
当然、店主も高齢になる。
真面目で一途な職人が必ずしも報われない時代である。
当然、経営も厳しくなる。

そんな時代だからこそ、
“財産”を大切にしていきたいと思う。

Taka

マイ・タイワン・ストーリーズ

2012年10月22日

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マンゴーをふんだんに使った氷菓が名物で、
とくに年配の世代には親日派が多く、
女の子が元気でかわいい(注1)──
実際に訪れるまで、私のなかの「台湾」は、
誰かの言葉の切れ端を
書き写したものでしかありませんでした。

けれども、数日の滞在とはいえ
自らの足で(ずいぶんタクシーのお世話になりましたが)
彼の地を踏みしめてきたいま、
私には自分の言葉で留めておきたい「台湾」があります。

思わず目を細めた風景や
口にした料理、
そして微笑んでくれたひとの表情が
心に沁みとおったからです。


とりわけ、
ジェスチャーだけで差し出した日本へのポストカードに
切手を貼ってもらった郵便局でのひとこまは、
忘れがたい“冒険”の記憶です。

「異国の地で郵便を出す」という、
言葉にしてしまえばたったそれだけのできごとですが…

雨宿りした軒先の向こうが、
示し合わせたかのように郵便局だったことと、
とりあえず列の後ろに並んだ私に
整理券を取って手渡してくれた先客のおじさんの存在が、
10元の切手をぺたっと貼ってもらった瞬間を
特別なものにしています。


百聞は一見に如かず──

いままでこれを、
耳で「聞く」ことで得られる情報と
目で「見る」ことで得られる情報の多寡(あるいは精度)を
比較したものだとばかり思っていました。

しかしこのことわざの核心は、
対象に「自ら触れよ」という点にあるのだろう
と、今は思います。

社史の執筆に際しては、
膨大な一次資料を受領し、またそれでも足りなければ、
当事者の方から直接お話しを伺います。

企業の歴史を活字として留めるうえで、
記述する情報の「正確性」を期すのは当然のことですが、
必要となる情報に自ら触れることによって、
理解の向上はもとより、対象への共感が、またときには愛着といった感情までも
湧き上がってくるのが面白いところです。
(社史の原稿で、書き手の共感や愛着を表現することはありませんが、
執筆を進める上での強力なモチベーションとなります。)


何かを深く知ろうとするなら、
とにかく自ら触れること。
それを抜きにして、何事かを語ろうとすることがいかに野暮なことか。
日常会話ではあまり使うことのないことわざを
つぶやきながら、肝に銘じます。

*注1:
自身の著作や独自に運営するウェブサイトで
台湾の魅力を発信する染色家・兼フォトグラファー青木由香さんの
軽妙な筆致がさえる『好好台湾』より。
実際のところ…たしかに!!でした。  


sora

個性

2012年10月17日

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「タクシー」という乗り物は、意外に個性がない。
たいていはラジオ(地方ではNHK第1放送が多い)が流れ、
運転手の“話術”も似たり寄ったりだ。

このステレオタイプ的な傾向は、
中国や香港、シンガポールでも基本変わらなかった。
ところが、台湾では少々違っていた。

ハンドル・アクセル・ブレーキをはじめ、
車内の至るところに、
彩鮮やかなビーズの装飾を施している計程車。
なかには、キティちゃんも。
「噢、很漂亮!」

フロントガラス前のスペースに、
ガラス細工のカエルとサングラスを
大切そうに、お洒落に飾ってある計程車。
「噢、很奇怪!」

自分で編集した音楽CDなのか、
あるいは有線放送なのか、
イタリアンオペラが心地良く流れ続ける計程車。
「噢、很好听!」

ただ、無線タクシーに乗った時だけは閉口した。
目的地まで距離があったうえ、
客が日本人だし、暇だったのであろう。
無線で友だちを呼び出して、
プライベートな会話を
大声で延々と続けるのである。
「噢、吵死了!」

Taka

2012年10月15日

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人の心に“落ちる”仕事を
いつもめざしているわけですが
そのための絶対条件のひとつが
「ていねいであること」だと思っています。

届ける相手の気持ちをひたすら想像して、
ほとんど祈るような気持ちでつくるものだけが、届く。

こういう仕事の
具体的なイメージ(目に見える像)を
台北のレストランで見つけました。

ここの料理はみんなおいしくて
単純に味でいえば
甲乙つけがたいものはたくさんあるけれど、
「まいったな」と思ったのはこれだった。

それで、帰ってきてからいつも思う。

(このスープを作ったシェフが)
豆を莢からていねいにはずす時のような、
美しい緑色を保つ塩加減を調整する時のような、
口のなかで弾ける食感をイメージして火を通す時のような、

そんな「豆のスープ的な仕事」をしているか、と。

おおげさかな。。。

まぁ、ものすごくおいしかった、ということです。

Asa.s

葡萄色の灯

2012年10月10日

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台湾での3泊4日のあいだに、
心がぱあーっと浮き立つ瞬間が何度もありました。
(マンガだと、主人公の目が急にきらきらして、背景にお花が飛んだりする、あの瞬間です)


初搭乗の国際線で、ハローと声をかけられたとき。
(楽しみにしていた「フィッシュオアビーフ?」はありませんでした)

円卓に乗った東坡肉の、こんもりとした背中を見たとき。
(角煮フリークなもので)

清代の林家一門が築いた名園で、回廊の中に蓮池を見つけたとき。
(まさに一幅の絵としたいような眺めでありました)


なかでも、われながら予想外に
ぱあーっとなったのは、
台北からほど近くの新北市中和区で訪れた
服飾家鄭さんの工房(兼アトリエ)でのひとこまでした。

20年以上にわたり、
台湾の素材を大切にしながら服作りを続けているという鄭さん。

大きな衣装棚にずらりとかけられた
シャツやズボンは、よけいな装飾が一切なく、とてもシンプルなものです。
ただし、
水墨画の妖精(なんだそれは)と思わせる淡色から
ブータン国王妃を連想せずにはいられない鮮やかな原色まで、
見事なグラデーションをなしているので
同じ型であっても発掘する楽しみがあります。

鄭さんは、どこからともなく
(上の階にもアトリエがあるのでたぶんそこから)現れると、
シャツに袖を通すすずきさんの肩に、
ショールを1枚、2枚と乗せ
迷いのない動作で「着付け」をしました。

くっきりとしたピンクのシャツに、
これまた鮮やかな黄色に橙色のショール。
これが、合うんですねぇ。

見とれていると、次に鄭さんは、
ワンピース(という言葉はしっくりこないのですが…ロングドレスも違うし)を
持って現れて、私に着付けをしてくれたのです。
色は、葡萄色。

鏡の前に立ってみると、あら素敵!(自分で言います)
シャツやズボンと同じく、シンプルなラインで構成されているそのワンピースは、
身に着けると何とも女性らしいシルエットを作り出しました。
いやぁ、うれしかったなあ。


え~…「フリ」が長くなりましたが、
鄭さんが、さっと着付けてくれた葡萄色のワンピースは、
私のなかで静かなる野望の灯となりました。

あの一瞬で、自分でもびっくりするくらい心が弾んだこと。
あんな体験を、
いつか、自分の一篇、いや一文で、誰かに……
そんな野望です。

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sora

終わり良ければ……

2012年10月04日

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今回の台湾旅行におけるナンバー1レストランは、
金曜日の夜に行った雲南料理店「人和園雲南菜」であろう。

人気店とは知らずに予約せずに行ったところ、
オーナーらしき品のいいおばちゃんに、
「うちはねぇ、予約なしじゃあ入れないわよ」
と一蹴、門前払いされる。

あきらめきれず、入口前でうろついていたら、
そのオーナー、予約ノートを見ながら店のスタッフと相談。
入口までやって来て、
「せっかくだから、なんとか用意してあげる」と。

そして、初めてとも言える本格的雲南料理に驚きの連続。
前菜の「涼拌結頭菜」(トマトとカブのマリネ)に始まり、
グリンピースのスープ、エレンギとシイタケの炒め物、
ボラのトーストサンド、刻んだらっきょうとひき肉の炒め物。

メニューにない卵料理(トリュフ掛け)まで出してもらい、
最後は名物の「過橋麺」
(麺と具が別々に出てくるのをスープに入れて食べる)。
サービスの西瓜と美味しい鉄観音で締めた後、
お勘定も負けてもらった。
まさに至れり尽くせりの、最後の夜となった。

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Taka

タイワンで朝食を

2012年10月02日

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台湾の朝は
ホテルの豪勢な朝食をぐっと我慢して、
街場の人気&伝統ファストフード店へ。
出勤前の方々を眺めながら
豆乳・焼餅(卵焼挟み)・粽などを賞味しました。
若い人が漢字びっしり(当たり前ですが)の新聞を読んでると
なぜか見ていて心が落ち着く感じが……
ああそうか、日本のマックやスタバだと
若い人はスマホやPCが多いからか、と得心しました。
(台湾ももちろんいますが)

デジタリアンでもアナロギストでも
どっちでもいいといえばいいんですが、
やっぱりまだデジタルは、姿勢が前かがみというか
縮こまる感じが……なぜでしょう。
やっぱりハードが高いのと重いからでしょうか。
早く新聞や雑誌、文庫本みたいにぞんざいに扱えるようになったらいいなと
テーブルに新聞をべろんと広げてみている小姐をみて思いました。

ボア・ハンコックのようにそっくり返ってタブレットみたり(見えないか…)、
コーヒーこぼしたり、
しょっちゅう落っことしているおねいさんがいれば(壊れるか…)、
一も二もなく惚れてしまうことでしょう。

moon hill


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