FC2ブログ

四川料理不毛の街?

2012年09月28日

IMG_0476

IMG_0479

IMG_1091

2日目の夜は、台北でいちばんの評判をとる
四川料理店「驥園川菜餐庁」へ向かう。
大衆的な雰囲気ながら、安っぽさがなく、
重厚で落ち着いた雰囲気を味わえる店である。

北京の老舗四川料理店には到底及ばないものの、
料理の味もまずまず。
とくに「乾扁四季豆」(インゲン豆とひき肉の炒め物)
はなかなかであった。

ただ、この店、サーブのタイミングは最悪だった。
前菜を含めて7、8品を注文したが、
すべてがわずか30分内に登場し終えた。
「乾焼蝦仁」が最初に出たのは、
エビチリ好きの日本人客を意識したサービスのつもりか。

辛くてしょっぱい四川料理は、
“労働者の食べ物”とも言われ、
上品な広東料理や上海料理などと比べ、
3~5割安いことが多い。
だが、この店はほぼ同程度の料金設定である。

四川料理店でありながら、
看板メニューが「砂鍋土鶏」
(専門シェフが地鶏3羽を12時間以上かけて煮詰めた名物スープ)で、
2,160元(日本円で約6,100円)もすることを考えれば、
店のセレクトミスだったのかもしれない。

1店だけで安直な評価はできないが、
四川料理の名店を見つけるのはなかなか難しい。
台北が本当に四川料理不毛の街なのか、
いずれ明らかにしていきたい。

Taka

2012年09月26日

IMG_0459

IMG_0462

それは雨の日で、地方都市に出かけるには
不似合いというか、かえって似合いというか、
いずれにしても不便ではあった。

おまけに傘がなくて、
妙な相合傘ふたつで歩いたその地方都市は、
寒くて湿っていた。

そこに行きたいと言ったのは私だったし、
なんだか申し訳ない気持ちだった。

やっと見つけた喫茶店の主人は、
いかにも喫茶店な店内をちらっと振り向いて
「飲みものはないよ」と言った。

仕方なく巨大なかき氷をひとつずつ頼んで、
ひるみながらそれを食べた。

そんなときにみんな敢えて変わったメニューを頼み、
(里芋のかき氷とか、チョコバナナのかき氷とか)
それがけっこうおいしかったりして
この人たちさすがだ...と思った。

寒くて湿ってお茶のない喫茶店。
路地を濡れた犬が歩いていた。

雨の日の記憶は濃い、というのは
ほんとだな、と思う。

Asa.s

郷に入っては二字さげよ

2012年09月24日

旅慣れていないせいか、
海の向こうで手に入れた「発見」はどれも、
見たことある・見たことない
知ってる・知らない
──そんな単純な反射神経によるものだったように思う。

台湾ならでは、といえる風物を求めて
すばしっこく動かしたはずの視線。
けれども、
期せずして「日本のもの」にぶつかったときに
強く吸い寄せられるのが、
面白くもあり、すこし情けなくもあり。

こちらに戻ってきて、
そんなことを考えていたら、ありました。
向こうでは気が付かなかった、最小にして最大の「発見」。
(段落のはじめにご注目あれ!)

*台北市内の24時間書店・誠品堂で購入したカメラ雑誌
IMG_4728


*国定古蹟・林本源園邸のしおり
IMG_0047

一段落目だけ「翻訳」されずに残ったようです。


*ひょうたん型の入り口が目印の漢聲書店で購入した絵本
IMG_4803

あ…絵本は文字下げがありませんでした。


全角一つぶんの「ちがい」は、
台湾のひとにも、日本のひとにも
ちょっと得意げにお伝えしたいポイントです。

sora

好発進

2012年09月21日

IMG_0978

今回の台湾旅行、成功の要因は、
ウエスティンホテルのコンシェルジュにある。

初日は20時過ぎのホテル着で、
老舗レストランの多くが閉店21時のなか、
最初の食事をどうするか苦慮していた。

そこで、駄目もとの候補に挙がったのが、
台北でも一、二を争う人気店「鼎王麻辣鍋」。
この店、深夜3時まで営業しているため、
最悪でも0時過ぎには席を確保できる、と目論む。

コンシェルジュにつたない中国語でその旨伝えると、
即座にサイトで店を調べ、電話予約を。
そして、予想外に早い「22時予約」をゲットできたのである。

街中を散策しながらゆっくりと店に向かい、
血豆腐や豆腐が入った「麻辣火鍋」と、
酸菜(白菜の漬物)をベースとした「酸菜白肉鍋」
の2種のスープを楽しめる
“鴛鴦鍋(おしどり鍋)”を思う存分に堪能。

アンティーク家具や書画に囲まれた雰囲気も良く、
最高のスタートを切れた。
店員によってまちまちの習得度だったが、
噂の“90度(直角)お辞儀”もなかなか新鮮であった。

Taka

2012年09月20日

IMG_0489

IMG_0495

本のデジタル化についてどう思いますか。
ということを畏れ多くも
かなりしょっちゅう訊かれます。

そのたびに、
読書は頭だけでするものじゃないと思ってる、
ということをヘタクソな表現で話します。

「本」は人の体と結びついて機能する、と思っているということを。

たとえば“何年経っても忘れない一文”は、
ページのこのへんにあって
そのとき左手にはこのくらいの厚みが残っていた
ということを、
人はかならず憶えていると思うし、

読み終わった本を閉じて
表紙をもう一度眺めて
ずれたカバーを直して
そこまでやって「読み終わった」のだと思う。

だから、デジタルはたくさんの不可能を可能にするし
電子書籍の普及もジャンルによってあると思うけれど
紙の本を読む行為そのものが「なくなる」ことは
絶対にないと思います。と話す。

「本」は人の体と結びついて機能する。

本だけじゃなかったです。

「本屋」もまた人の体と結びついて機能するのだと、
おしえてくれた台北市内の本屋さん。

Asa.s

Die taiwanishe Freunde

2012年09月18日

IMG_0918

「酸梅汁」
台湾の酸梅汁は、
何ともいえない味がします。
たぶん2日間で3リッター近く飲みました。
日本の梅系飲料とも、中国本土のそれとも違います。
鼻を撃つ不穏な香り。
甘酸っぱく、やや重い飲み口。
後味には強烈に正露丸の余韻。
漢方の処方も入っているのか、
それとも台湾のたどってきた歴史の複雑さ、苦さなんでしょうか。
台湾を思い出すときには、梅ジュースに正露丸を入れて乾杯。


IMG_0968

IMG_0964

IMG_0978

IMG_0953

「スクーター」
台湾はスクーターが目立ちます。
交差点では、最前列の車の前に
20台、下手すると30台近くが青信号を待ってます。
小学校(幼稚園?)の送迎には、子どもをハンドルと運転者の間に立たせて。
犬も乗りますし、アトムも乗ります。
でもね、運転免許のない身で言うのもなんですが、
やっぱり恋人同士の2人乗りが似合います、スクーターは。
バイクほど荒々しくない都市の乗り物、「台湾の休日」という。
欧州のスクーターがおしゃれでラブなら、
アジアのスクーターは生活と恋情さらには愛欲、な感じといいましょうか。


IMG_0530

「お月様」
台湾のプラットフォームは「月台」といいます。
清朝の名園・林本源邸には「月浸」の空間があります。
花鳥風月といいますが、台湾には月がよく似合うのかも。
いいじゃないですか、世の中、太陽もあり、月もありで。
日本も「日出ずる国」でガンガンいくより、
きれいなお月様の品の良さでいったらどうでしょう、
これから先。


IMG_1094

IMG_0195

IMG_1088

「Die taiwanishe Freunde」
台湾はどこも禁煙、ホテルも全面禁煙。
よってホテル裏の喫煙所に朝夕日参。
そこで会ったアメリカ人。初日と2日目夜、3日目と最終日朝の4度。
少し背を丸めて生真面目に煙草を吸います。
2日目の夜、彼はひどく疲れているようで、
4~5本を吸う合間には、膝に両肘をつき、両手で顔を覆ったりしていました。
なんとなく離れがたく、向こうが腰を上げるまでこちらも
うつらうつらしながら煙草を吹かしてました。
翌朝、彼は少し元気を取り戻したようでした。

一方、ホテルウエスティンのフロントウーマン。
あまり同僚とも話さず、生真面目に仕事します。
持田香織+長澤まさみ÷2。
最終日の朝も、彼女はずっと帳簿のようなものをにらんでいました。

一言も言葉は交わしていない、台湾での友人たち。

moon hill


最新記事