2012年02月29日
2012年02月25日
2012年02月24日
2012年02月23日
2012年02月23日
2012年02月14日

土曜の深夜にやっているテレビ東京の
「ジョージ・ポットマンの平成史」の
“ラーメン屋右傾化史”を視て、
豪徳寺と稲毛というよく知る(聞く)地名が出てきて
びっくりしてしまいました。
平成になって、ラーメン屋さんの店名が漢字中心になり、作務衣を着たり、
店内に教訓的、相田みつを的言葉がちりばめられたりするようになったのを
「右傾化」と捉える冗談番組です。
ラーメン屋右傾化の背景には、
地盤沈下が進む日本で、熟年層が、
自らが高度成長期(独身時代)に食べたラーメンを
日本の栄光の象徴、国民食として持ち上げているのと、
右翼っぽい気質のヤンキーあがりが独立する道が狭まり、
ラーメン屋が唯一の手段となってきているということが理由だ
──という超強引な論法で笑わせつつ、一理あるかもと思わせる。
異国のメニューで不良の食べ物だった戦前、
戦後の米国のパン食化攻勢に抗する安藤百福のチキンラーメン開発と、
ちゃんとラーメンの歴史も追っていて、
豪徳寺の「満来」(250円ラーメン)、
稲毛区の「進来軒」(戦前の浅草の有名店、来々軒で修行した人が開業)が
昔ながらのラーメン屋として紹介されていました。
平成も「史」ができるほどの年月なんだ、とか。
歴史つーのは、断片のツギハギでなんとか創れるもんだ、
特に細部をきっちり押さえると“らしく”なるなぁ。とか。
いやいや、安直にストーリーづくりしちゃいかんのだな、
きちんと資料を精査せんとなあ、
わかりやすい話ほど気つけないとな、
など、いろいろ考えながら笑えたひと時でした。
水曜の「孤独のグルメ」も併せ、テレ東、頑張ってます。
moon hill
2012年02月06日

意外に思われるかもしれないが、
事務所がある代々木・千駄ヶ谷地域(奥原宿含む)は、
結構美味い店に恵まれている。
東京有数の質の高さを誇る「カレー」をはじめ、
ステーキ、イタリアン、ハンバーガーといった洋食系、
中華、朝鮮、タイ、カンボジアといったアジア系、
そして日本蕎麦、とんかつ、和食、……
少なくとも昼食で困ることはない。
ただ一つ、
大人が静かに落ち着けるBAR
──これだけは望めなかった。
ところが先日、偶然にも、
事務所からの帰り道、
素敵なBARを発見した。
店の佇まい、インテリアや照明、音楽、
どれをとっても、こころが和む。
そして、初めて訪れた日、
「少し五月蠅いけど駄目ですか?」
と遠慮がちに店を覘いた女性3人組に、
「ええ、申し訳ありませんが」
と即答したマスター。
常連になりたい店である。
Taka
2012年02月02日

凍てつくよーな夜道。。。
どうしようもない寒さと、
どうしようもない悲しみは似てる。
どこか今年の冬に似た14の物語。
[ 14の短編 selected by 鈴木朝子 ]
1 「雪が降る」 藤原伊織 『雪が降る』
2 「眠りの海」 本多孝好 『MISSING』
3 「クリスマスの思い出」 トルーマン・カポーティ 『クリスマスの思い出』
4 「スタンス・ドット」 堀江敏幸 『雪沼とその周辺』
5 「バビロンに帰る」 スコット・フィッツジェラルド 『スコット・フィッツジェラルドブック 2』
6 「ムーンライト・シャドウ」 吉本ばなな 『キッチン』
7 「蜜柑」 芥川龍之介 『舞踏会・蜜柑』
8 「鬼子母親」 寺山修司 『私という謎』
9 「トニー滝谷」 村上春樹 『レキシントンの幽霊』
10 「紺碧」 長野まゆみ 『鳩の栖』
11 「永代橋」 橋本紡 『橋をめぐる いつかのきみへ、いつかのぼくへ』
12 「鉄輪」 藤原新也 『鉄輪』
13 「浪々の身 3」 中島らも 『僕に踏まれた街と僕が踏まれた街』
14 「ダイヤモンドダスト」 南木佳士 『ダイヤモンドダスト』
2012年02月02日
- トップページへ戻る
- Home